takau-0celtis’s diary

23歳フリーターの日記

露天風呂で雨に打たれる

先日の外出の後、大川と飲みにいった。なんかここ最近の金曜日の夜は毎回大川と会っている気がする。こいつ、会社の飲み会にはいかないのだろうか。

最初は大川にカラオケに行こうと言われたのだが、生憎私がさっきカラオケに行ったばっかりということで断って飲みにいくこととなった。

しかし一杯飲んで、やっぱりカラオケに行きたいと大川が言い出し、結局カラオケに行くことになった。

カラオケについては特に触れることはない。

 

 

その翌日の土曜日。天気は雨だった。

結構降っていた。そこでふいに思ったのだ。この雨に打たれながらの露天風呂は最高だろうと。

私の家の近所には「ゆけむりの里」という銭湯がある。私が小学生の頃に出来た銭湯で、昔からよく行っていた銭湯だ。そこへ急に行きたくなった。

理由はわからないのだがそんな衝動に駆られたのだ。そもそも、衝動というのは往々にして理由もなく駆られるものだ。

 

そして決めた。絶対に行く、すぐに行くと。韋駄天の如く準備をした。そして大川にLINEをした。「露天風呂へ行くぞ」と。

時刻は11時。どの道1人でも行くつもりだったので大川の返事を待たず家を出た。家を出て1分経って既に靴がずぶ濡れだった。良い感じだ。

そして2分後、大川の家についた。ピンポンピンポーンピンポーン!大川くん!お風呂行こう!

少しして大川が出て来た。「急すぎた」と言われた。何が急なのかと私は疑問に思った。銭湯の誘いなのか、返事なしで家に赴いたことか、それともその両方か。しかしこんな疑問はどうでもいいことだ。

それとまだ準備が出来てないからとりあえず上がれと言われ、上がった。

待っている間、「金魚鉢の底砂は、何かの勝負で負けた方が買おう」という話をしていた。そしてその勝負は「vaingloryで1vs1」に決まった。私と大川は最近vaingloryにはまっている。

準備が出来てないとか言っておいて、大川は呑気に水槽の水換えをしていた。人を待たせておいて水換えなんかしてんじゃねぇと換水した水を頭からぶっかけてやりたかったのだが必死に堪えた。

そんなこんなで、30分くらい待たされた。

 

銭湯へは徒歩で10分くらいある。この間、靴がじめじめして気持ち悪かった。こういった雨の日の徒歩での移動は、クロックスが最適だとしみじみ思った。

 

雨に打たれながら露天風呂に入ったら楽しいのだろうかという無邪気な好奇心で銭湯に足を運ぶ今年24歳になる大人2人。だが、こういった無邪気さは捨ててはいけない。大人にも無邪気な好奇心は必要だと思うのだ。最近の大人はどうも思考が合理的なのだ…

こんな話をしながら歩いていた。

 

そして銭湯へついた。掛け湯をしてすぐさま露天風呂へ向かった。

掛け湯しかしてない体に雨が直に当たるのはとても冷たかった。そして少しくすぐったい。体がブルっとする。ちょうど尿を足し終わった時に感じるブルっとくる感覚に似ている。冷たい冷たいと言いながら早足に風呂に入る。

この気温もあってか、風呂の温度は通常の時よりもぬるい気がした。だがこのぬるさ加減が雨の冷たさを実感できてちょうどよかった。

ここの露天風呂にはテレビがある。この日は穴場な料理店ランキング!みたいな番組が映っていた。大川が大衆に知られたら穴場じゃなくね?と言って、たしかに、と思った。知られていないこその穴場であり、知られたらそれは穴場ではない。紹介されたお店は今後、穴場ではなくなるのだ。紹介されるというのは良いこと尽くしではないのだなと思った。

その番組で中華街が出て来て、中華街で美味いもんめっちゃ食いてえなと言ったら、お前金ないじゃんと言われ、たしかに、と思った。ニートが中華街で飯をたらふく食うなんてのは夢の話なのだ。

またその際餃子が紹介されていて、オリジナルの餃子極めてみたいよねと振ったら、でもお前振る舞う相手いなくねと言われて、たしかに、と思った。返す術がなかった。私に交際相手なんて、また夢の話であった。悲しい。

その後サウナへ入って水風呂に入ってを2回繰り返し、適当な湯に浸かってその場を後にする。入る前と入った後で0.5kg痩せていた。0.5kgって結構な量だと思うのだが、そんなに汗は出るものなのだろうか。

 

この銭湯は一度入場料を払えば閉店までずっと居ることができる。それはつまり何度も風呂に入れるということだ。この点はとても素晴らしい。店員には迷惑がられるかもしれないが暇な日はずっとこの施設に篭っていられる。

 

風呂から上がってすぐにvaingloryで対戦をした。1vs1の対戦は電撃モードが最適だと判断し、3回戦って勝ち越した方が勝利というルールで戦い、私が勝利した。

底砂の出費は回避されたのだ。大川はたっぷり給料をもらってるので上等な底砂を買わせよう。

 

この銭湯には食事処もある。そこで、石鍋のなんたらユッケかんたらビビンバを食べた。

 

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肝心の名前を忘れてしまったんだ。

お値段は920円。ニートにとっては大金なのだが、大金を叩いてでも食べる価値のある美味い料理だった。

見ての通り器が石鍋なのでグツグツといっている。地獄の血の池を彷彿させるような雰囲気を醸し出してるが、味はかなりのもの。エビとキノコのダシを取っているようでそれがまた絶妙な味を出している。

辛さはそこまでない。むしろ辛味が足りないくらいなので、カウンターに置いてある一味をぶっかけた。

石鍋の底の方の米は良い感じにコゲている。が、時間が経つに連れて米がスープを吸いきってしまうのが唯一の難点か。

いやしかしここの店の料理は美味いものが多い。いつか全部制覇してみたいものだ。

 

この銭湯のロビーには畳のスペースがあって、そこでゴロゴロしたり寝たりすることができる。それもご丁寧に枕も置いてある。

そこで雪国を読んで、少し眠くなったから15分くらい寝て、雪国を読んで…を繰り返した。

本を読み飽きたらまた風呂にも入れる。風呂から上がったら食事処でビールも飲める。素晴らしすぎるぞ。

 

こんな贅沢な休日はない。私はニートなので毎日が休日みたいなもんなのだが、

忙しなく生きている社会人は、休日はこういった銭湯で心と身体を休めるとよいだろう。少なくとも大川は満足してそうだった。